オーストラリアの高等教育情報

オーストラリアの高等教育情報を中心に、時折、英語学習の情報を織り交ぜながら発信します。

オーストラリア留学 2015 その2 オーストラリアの高等教育に関する情報について

 オーストラリアの高等教育に関する情報について、情報源は2種類ある

ひとつは、政府が発信している情報である。

オーストラリアのGo8※2014年5月のニュースレターによれば、オーストラリアは世界で3番目に人気のある留学先であり、世界の留学生人口の7%を受け入れているとのことである。
市場規模は150億ドル(日本円にして約1兆4,000億円)であり、オーストラリアの4番目に大きい輸出産業である。つまり、オーストラリアにとって、留学生は非常に大事な「お客さん」なわけである。

なお、日本人学生は、カンニングやホームステイ先でのトラブルの絶えない、中国からの学生たちと比較して、とてもウケがよい。ホームステイ受け入れの家庭では「日本人学生を優先的に採用」といった条件をつける家庭もある。

話を戻すと、留学生受入れは一大産業であり、政府も留学生政策を強力に後押ししているということである。留学生保護の法律であるESOS(留学生のための教育サービス)法やTuition Protection Service(授業料保障サービス)を制定している。

このほか、在京オーストラリア大使館もFuture Unlimitedウェブサイト(日本語)

www.studyinaustralia.gov.au

を展開するなどして、情報提供に努めている。

もうひとつの情報源は留学エージェントや教育機関である。海外の留学生獲得にあたっては、留学エージェントが活躍することとなる。この制度自体は怪しいものではなく、アメリカや日本でも留学生獲得のためにエージェントを活用している機関は存在する。ただし、エージェントであればどこでもいいわけではなく、信頼できるエージェントに依頼することが重要であるといえる。

留学の情報収集の際には、オーストラリアは留学生獲得に非常に力を入れているため、大口顧客の国に対応するため、当該国のネイティブスピーカーを置いている機関も多いため、当該機関に日本人担当者がいるかどうかを問い合わせてみるという手もある。

<URLで情報源を判断する方法>

政府の情報とその他の機関が出す情報を見分ける際には、ページのURLにgovが入っているかを見てみるとよい。「gov.au」が入っていればオーストラリア政府が出している情報と考えてよい。また、教育機関であれば、URLにeduが入っている。オーストラリアの機関であれば、edu.auとなっている。それが入っていない機関は怪しいとみてよい。残念ながら、ディプロマミル(偽の学位を出す機関)も存在するので、注意してみる必要がある。見分け方としては、「その1」に掲載した政府機関が公開している認証機関が登録簿であるNational Registerを参考にすることをお勧めしたい。

※オーストラリアの中でも先導的な立場をとる名門の8大学である。
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